東広島市の待機児童数が大幅に減少
東広島市の2019年4月1日時点での待機児童数が36人だと発表された。
これは前年比で82人も減っている数字となる。
東広島市は県内でも最多の待機児童を2018年4月時点で抱えていたため、この問題は喫緊の課題であった。
対策本部が設置され結果が出た。この数字は本当に凄いと思う。
この問題は昨年も記事にしているので、そこからの進捗になります。
当時の状況を確認したい場合はこちらをご覧ください。
東広島市は子育てするなら東広島市という事で市をアピールしている。
そんな市が待機児童が多いというのでは話にならないだろう。
様々な対策を講じた結果、現在の状況となり、まずは結果が出たと言える。
対策としてはまず保育士さんが働きやすい環境を行政が用意した事もが大きいと思う。
民間に任せるだけなく、市が主導した点が素晴らしい。
そして何と言っても私立保育園や企業主導型保育施設の増設が大きいと思う。
どんどん新しい保育施設が出来るので本当にびっくりした。
しかし待機児童ゼロを向けての課題はまだある。
2019年10月には幼児教育・保育の無償化が始まり、待機児童が増えるではないかとされている。
そもそも待機児童に当てはまる厚生労働省の定義は下記の通りだ。
「日本において子育て中の保護者が学童保育施設に入所申請しているにも関わらず入所できず、入所待ちしている状態の事」を指す。
つまり無償化されるのであれば働きに出よう、という保護者が増え、待機児童が増えるかもしれない、と考えられている。
つまりは今年の10月からまた待機児童が増えるかもしれないのだ。
また、「特定の保育所のみを希望するケース」は除外されてしまう。
これは例えば家から近い場所の保育施設にしか預けたくない、という場合は待機児童にカウントされない、という事なのだ。
各家庭の事情によっては職場や家から離れた場所に以外に預けるのは困難なケースもあると考えられるため、待機児童の定義の数字だけでは解決できていない問題もある。
ちなみに上記のケースにあたる児童も含めた東広島市の待機児童は63人となるそうだ。
人口が増えている東広島市では龍王小学校が新設されるなど、子供が増えている状況だ。
若い世帯が暮らしやすい環境を作る事が市の発展に繋がると思うので、これからも待機児童減少に向けて施策を実施して欲しいと思う。
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