学園都市 東広島市の成り立ち
東広島市は未来にはばたく国際芸術研究都市を標榜している。
その中心にいるといって過言ではないのは広島大学だ。
そして広島大学の他にも大学は市内に3つある。
その成り立ちについてお話してみようと思います。
学生と共に歩む街
東広島市は1974年4月に西条町・八本松町・志和町・高屋町の4町が合併して出来た市である。
この合併の経緯に広島大学が関わっている。
というのも広島県が掲げていた「賀茂学園都市構想」を推進するためには、複数の自治体が関係していると調整が難航し、物事が進みにくいという難点があるためだ。
そこで広島大学の移転を推進するため、関係4町が合併し移転を進めていく事となった。
実際に広島大学の移転が始まったのは1982年。
まずは工学部から移転してきた。
その後は順次各学部が移転し、今の形が出来ている。
次に近畿大学工学部(広島キャンパス)だ。
元々は広島県呉市にキャンパスはあり、1991年に高屋町に移転した。
さらにいわゆる平成の大合併による東広島市にあらたに黒瀬町が加わると同町にあった広島国際大学(東広島キャンパス)が東広島市の大学として加わった。
最後にエリザベト音楽大学西条キャンパスも忘れてはいけない。
東広島市西条町田口に所在し、実習ホールやグラウンド、オリエンテーションなどがここで行われている。
この4大学の教職員数・学生数を合わせると24,000人に及ぶ。
東広島市の人口が約19万人という事を考えると、東広島市の人口の約1割は学生だと言われています。
それほど多くの学生がいる市が東広島市なのだ。
そんな学園都市である東広島市をさらに盛り上げようと今年の4月には市に
学園都市推進課が設置されている。
内外に向けて大学などの情報を発信していく事となる。
昔から東広島市にいる人からすれば物凄く変化した街らしい。
ここまで発展するとは昔は考えられなかったのだろう。
個人的には東広島市は山間部のイメージだったが、今は海とも接しているので、時代の変化を感じさせると思っています。(安芸津町が合併したため)
東広島市と各大学が連携し、これからもより一層地域が活性化されれば本当に嬉しいです。
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