広島大学東広島キャンパスは実は桜の名所なんです。
広島大学は実は桜の名所である。
近くの鏡山公園が県内でも有名ではあるが、広島大学の桜の特徴は多種という事。
広島大学には約1300本の桜の木があり、品種は実に78種にも及ぶ。
1995年にキャンパス移転が完了した後に、新種を植えたためだ。
また、広島大学総合博物館が広島大学東広島キャンパス内にある桜の品種をまとめた冊子を作製している。同館などで無料配布しているので興味のある方は是非手に取ってみてはいかがだろうか。(但し4000部しかないため無くなり次第配布は終了)
桜と言えばソメイヨシノ
広島大学東広島キャンパスが移転する前はヤマザクラとカスミザクラの2種のみが自生していたそうです。
その状況を変えたのが当時の広島大学学長の音頭の下に行われた「桜1111本」の植樹です。
ソメイヨシノを主にヤマザクラ、サトザクラ、シダレザクラ等合計12種、1135本が植樹されました。
その後も不定期に植樹は行われ、現在の多種多様な桜が見られる桜の名所となった。
ちなみに一般的に知られている桜と言えばソメイヨシノだ。
広島大学東広島キャンパスでも全域に植樹されている。
開花期は3月下旬から4月上旬で桜前線の情報はこの桜を対象にしている。
ソメイヨシノは実は天然の品種ではなく、栽培品種だ。
江戸時代末期に江戸染井村の植木屋から全国に広まったとされる。
花付きが良く成長も早いのが特徴。
またほぼ同時期に一斉に花を咲かせる。
それは見事な花となる。
但し、欠点もある。それは病害虫に弱い事。
そのため老樹となると維持管理にはコストがかかってしまう。
広島大学東広島キャンパスのソメイヨシノ
広島大学では工学部南西の法面、陸上競技場周辺に多く樹勢している。
長い年月を考えれば、維持管理コストが気になる所だ。
また、中央図書館南側にある国際の森には被爆桜であるソメイヨシノが植樹されている。
これはかつて広島市の中心部にあった広島文理科大学の被爆桜の苗の贈与を受け、植樹したものだ。
全国でも珍しい平和学という授業がある広島大学。平和を標榜する大学としてはこの被爆桜を大切に維持管理していくそうだ。
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