浄化槽ってご存知ですか??
当たり前のように使える水道。
実は水道は正確には上水道と下水道があります。
今回は下水道についてお話しさせて頂きます。
東広島市の下水道普及率は平成28年度時点で44.3%。全国平均は77.8%。広島県の平均は72.8%。
飲み水である上水道が設置されていない家は昨今ほぼないだろう。
しかしその使用した水の処理方法は実は家によって異なる。
下水道と言えば道によくあるマンホールを思い浮かべる方も多いと思う。
それは間違っていない。
使用した水は排水管を通り、地下にある下水道管に排出され、下水処理施設へ運ばれるのだ。ちなみに東広島市西条地区だと東広島市西条町田口に東広島浄化センターという施設があり、そこで処理される。
しかし考えてみて欲しい。全ての家の地下に下水道管を設置する事が可能だろうか?
都市部ならいざ知らず、郊外となればなおさらである。
行政も人口の多い地域から整備を始める。これは致し方ない事だ。
そして東広島市は面積が広く、現在開発が進んでいる土地だ。
よって下水道の普及がとても遅れているのが実情である。
そこで下水道の代わりになるのが、浄化槽だ。
建物の敷地内に簡単に言えば穴を掘り、浄化槽を設置するのだ。
家やアパート・マンションなどで使用した水は排水管を通り、浄化槽へと流れていく。
浄化槽の中では微生物が水を濾過してくれる。そして消毒などを行い、水等を綺麗にするのだ。
しかしこの浄化槽は維持管理が大変だ。
きちんとした定期的な保守管理をしなければならない。
写真のバキュームカーは浄化槽を掃除するための車両なのだ。
そして1年に一回は法定検査をしなければならない。
水はとても大事ですからね。
さてこの話を賃貸に置き換えて考えてみると、下水道がきちんと通っているアパートやマンションは上下水道とも各自治体の水道担当部署より水道代の請求があります。
東広島市の場合は東広島市水道局となります。
しかし浄化槽設置物件の場合は異なります。
浄化槽設置物件の場合は、水道局からの請求は上水道代のみの請求となるのです。
浄化槽はオーナーの所有物となるためです。市の所有ではないのです。
つまり維持管理にかかるお金はオーナーが負担をしています。
だから入居者にとってお得、かと言えばそうではなく、多くは共益費や管理費という名目で入居者へ負担して頂いているのです。
共益費が無いから浄化槽がないとも限らず、賃料の中に共益費等を含む場合も多くあります。
皆さんがお住まいの賃貸がどんな水道の状況になっているのでしょうか?
これを機会にもしよければ調べてみるのも面白いかと思います。
家というものは奥が深いですよ。
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同年4月に(株)プランニングサプライに入社し社会人生活を始める。 安佐南店(現広島高取駅前店)に配属となる。
2007年4月からアパマンショップ広島駅新幹線口店に転勤。 2008年5月に同店の店長となる。 地元広島市で仕事をし、さらに地元が好きになる。この広島市時代に法人やファミリー、そして学生さんなど様々なお客様の対応し経験を積むことになった。
また地元である事も活かし、友人知人を通し人脈を増やし、ご紹介を多く頂くようになる。 2011年6月にアパマンショップ広島大学前店に店長として転勤。初めて広島市を離れる事となる。縁も所縁もない土地で悪戦苦闘する。ここで不動産の難しさを改めて知る事となる。
ここから東広島市を地元にすべく日々勉強を重ねる。特に広島大学関係についてはどうすれば学生さんに良いサービスを提供できるかを考え実践している。
また、自分自身が子育て中という事もあり「子育て環境」にも注目し、賃貸会社として何が出来るかを実践中。 住みやすく子育てするならこの街「東広島市」をアピールするため、自ら体験した事をお客様に提供し、東広島市を盛り上げていきたいと思い奮闘している。
2017年10月より広島大学前店の店長から、東広島地区エリアマネージャー兼西条駅前店の店長となる。このお店ではより自分自身と近い境遇のお客様と接する事が多くなる。地域環境や子育て情報などがより活かされていければと思っている。
そして近畿大学工学部の学生さんとも関わるようになり、今までの学生案件のノウハウを活かし、学生さんのお役に立つよう精進している。